SEO検定1級を一発で取得したいですよね。しかし、そのためには、問題の本質を理解することが近道です。そこでこの記事では、私が実際に受験して感じた、間違いやすい問題を紹介します。
今回は、以下3つの違いについて、解説します。
- nofollow(ノーフォロー)
- sponsored(スポンサード)
- noindex(インデックス)
この記事を読めば、一発合格できる可能性が高くなるでしょう。

<プロフィール>
- SEO検定1級合格
- 2020年3月からAudible
- 東証スタンダードの社員
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\10月までに合格できます/
SEO検定は、一度取得しちゃえば一生モノです(更新不要)
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「nofollow」「sponsored」「noindex」の役割【属性と値】

SEO検定1級では、「nofollow」「sponsored」「noindex」に関する問題が出題されます。
これらの要素が果たす役割について、しっかり理解しておきましょう。

以下に「nofollow」「sponsored」「noindex」の違いを表にまとめます。
要素名 | 説明 |
---|---|
nofollow | リンクのクローラーへの追跡を防ぐための属性。リンク先のページの検索エンジンへの影響を軽減するために使われる。 |
sponsored | 広告やスポンサーリンクであることを示すための属性。Googleなどの検索エンジンは、スポンサーリンクがある場合には、検索結果にその旨を表示する。 |
noindex | 検索エンジンのクローラーが、そのページをインデックス化しないよう指定するための属性。この属性を設定すると、そのページが検索結果に表示されなくなる。 |
noindexは「値」としてHTMLのmetaに記述します。一方、nofollow、sponsoredは「属性」と呼ばれ、「a要素」で指定するものです。
詳細を解説します。
nofollow属性
rel=”nofollow”属性とは?
HTMLのrel属性に指定する値の1つ。主にリンク(a要素)に指定することで、「このリンクはサイトの所有者がリンク先を推奨する意味で提示しているものではない」ことを示す。
引用:webtan.impress.co.jp/
nofollowは、「リンク貼るけど、あんた(リンク先のサイト)とは関係ないからね」と、Googleクローラーに伝える機能となります。
リンク先を評価したくないときに使います。
例えばこんなサイトです。
- 広告リンク
- 自分のサイトと無関係なページ
- アダルトページ
もし、 「rel=”nofollow”」をつけずリンクした場合、検索順位が下がる可能性があるので注意です。

ちなみに、rel属性は、こんなにたくさんあります。
属性値 | 意味 |
---|---|
alternate | 代替文書 (例えば別言語版、別フォーマット版など) |
canonical | 現在の文書の優先URLを指定する |
author | 著者情報 |
bookmark | 文書の固定リンク |
dns-prefetch | ユーザエージェントがターゲットリソースの生成元の DNS 解決を先行して実施するよう指定 |
external | 外部サイトへのリンクであることを示す |
help | ヘルプへのリンク |
icon | アイコンをインポートします |
modulepreload | ユーザエージェントが先行してモジュールスクリプトをフェッチし、文書のモジュールマップに格納しなければならないことを指定します |
license | ライセンス文書 |
next | 連続した文書における次の文書 |
nofollow | 重要でないリンク |
noopener | target 属性を持つリンクを開く際、Window.opener プロパティを設定しません |
noreferrer | ユーザーがリンクを移動する際、リファラを送信しません |
opener | target 属性を持つリンクを開く際、Window.opener プロパティを設定します |
pingback | Pingback 1.0 仕様に基づき、ピングバック(トラックバック)用の URI を指定します |
preconnect | リンク先のリソースにあらかじめ接続するように指定します (link 要素でのみ使用可能) |
prefetch | リンク先のリソースをあらかじめキャッシュするように指定します (link 要素でのみ使用可能) |
preload | リンク先のリソースを事前に読み込むように指定します (link 要素でのみ使用可能) |
prerender | リンク先のリソースを読み込んでオフスクリーンでレンダリングしておくように指定します |
prev | 連続した文書における前の文書 |
search | 検索機能を提供するリソース |
stylesheet | スタイルシート |
tag | 文書に指定されたタグのページ |
sponsored属性
rel=”sponsored” 属性とは?
引用:suzukikenichi.com/
HTMLのrel属性に指定する値の1つ。広告系のリンクに使います。 お金を払って掲載してもらう広告や、スポンサーとしてのバナー広告などです。
rel=”sponsored” 属性は、広告やスポンサードコンテンツに対して使用される属性です。この属性を付与することで、そのリンクがスポンサードコンテンツであることを示すことができます。
具体的には、広告やスポンサードコンテンツのリンクに、rel=”sponsored” 属性を付与することが推奨されています。
ただし、この属性は必須ではなく、SEOに影響を与えるわけではありません。しかし、Googleがこの属性をサポートしているため、SEOの観点からは、この属性を使用することが望ましいとされています。



Googleは、金銭を支払う「有料リンク」は、評価してません。
例えばこんなサイトです。
- 広告ページ
- アフィリエイトリンク
- 金銭が発生する記事広告
「このリンクは明らかに広告です」というリンク先には、「rel=”sponsored”」を使うことで、Googleからのペナルティを回避できます。
noindexの役割


「noindex」は、ページを検索エンジンのインデックス(索引)から除外するためのメタタグです。
noindexとは?
meta要素のcontent属性に記述できる値の1つ。Noindexタグはgoogleをはじめとした検索エンジンにサイトをインデックスさせないようにするためのタグです。
引用:comix.co.jp
具体的には、以下のような状況で使用されます。
- 広告用に作ったコピーページがある…
- 内容が似ている記事を書いてしまった…
- 一時的にエラーページが発生した…
「noindex」をページに設定すると、そのページが検索エンジンのインデックスに表示されなくなるため、検索結果から除外されます。
そのため、「noindex」を設定することで、以下のようなメリットがあります。
重複コンテンツの防止
「noindex」を設定することで、同じ内容のページが複数インデックスに登録されることを防止し、検索エンジンの重複コンテンツフィルターにかからなくなります。
プライバシーの保護
個人情報を含むページや、内部情報を含むページなど、検索結果に表示させたくないページに「noindex」を設定することで、プライバシーを保護できます。
クロール負荷の軽減
ページ数が多いサイトや、クロール対象のページが多い場合、検索エンジンのクロール負荷が大きくなることがあります。そのため、必要のないページに「noindex」を設定することで、検索エンジンのクロール負荷を軽減できます。
サイトの構造の明確化
「noindex」を設定することで、サイトの重要なページがはっきりとわかるようになり、サイト構造の改善に役立ちます。
nofollow、sponsored、noindexの違い【まとめ】


まとめです。
SEO検定1級では「nofollow、sponsored、noindexの役割」について、出題される可能性があります。
要素名 | 説明 |
---|---|
nofollow | リンクのクローラーへの追跡を防ぐための属性。リンク先のページの検索エンジンへの影響を軽減するために使われる。 |
sponsored | 広告やスポンサーリンクであることを示すための属性。Googleなどの検索エンジンは、スポンサーリンクがある場合には、検索結果にその旨を表示する。 |
noindex | 検索エンジンのクローラーが、そのページをインデックス化しないよう指定するための属性。この属性を設定すると、そのページが検索結果に表示されなくなる。 |
「nofollow」と「sponsored」は、「a要素」に付与するrel属性です。主にリンク先の評価を操作する場合に使用されます。
一方、「noindex」はGoogleクローラーによるインデックス拒否をするための属性です。主に、Googleからの評価を避けたい場合に使用されます。